益子についてイベント情報益子焼き益子の文化パンフレットアクセス

企画展 -閃光- 池田 巌/小企画「竹 モダーン」

<開催期間>

2022年10月2日(日)~12月11日(日)
11月から【9:30~16:00】

場所益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子

アクセス

自動車
常磐道友部JCT経由、北関東道桜川筑西ICから約20分
東北道栃木都賀JCT経由、北関東道真岡ICから約25分

電車
東北新幹線または宇都宮線、JR小山駅下車
JR小山駅から水戸線下館駅下車、下館駅から真岡鐵道益子駅下車、徒歩25分
東北新幹線または宇都宮線、JR宇都宮駅下車
JR宇都宮駅(西口14番バス乗り場)から関東バス益子行き(約60分)、陶芸メッセ入口下車徒歩2分(片道1,170円)

バス
東武宇都宮駅(西口1番バス乗り場)、JR宇都宮駅(西口14番バス乗り場)から関東バス 益子行き(約60分)、陶芸メッセ入口下車徒歩2分
秋葉原駅より茨城交通高速バス「関東やきものライナー」 笠間・益子行き(約2時間50分)
陶芸メッセ入口下車徒歩2分

入 館 料大人600円(550円)、小中学生300円(250円)
※()内は20名以上の団体/65歳以上は300円(要証明)

————————————————————————————————-

益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子において、「-閃光- 池田 巌」展を開催します。

池田巖は1940年二代池田瓢阿の長男として東京に生まれ、父瓢阿に師事して竹芸を学びました。1959年東京藝術大学工芸科に入学し、松田権六、赤地友哉に髹漆を学びました。蒔絵は鈍翁の漆芸工房だった堺庄の中村兼一郎、長谷川祐次について習得しました。
1986年、陶磁研究家の林屋晴三に声を掛けられ「茶の湯五百年の造形展」に出品した竹の茶器が注目され、1988年東京の現代陶芸寛土里で個展を開催しました。この時の竹による茶器や茶道具は審美眼を持った茶の湯の玄人達に高く評価されました。
その後も閃光を放つがごとく竹に漆の作品を発表してゆきます。2005年の個展では漆を塗った竹を鉈で叩き割り、あるいは折った表現の作品を発表しています。
本展では約50点の池田作品を紹介します。

————————————————————————————————-

小企画「竹 モダーン」

<開催期間>2022年10月2日(日)-12月11日(日)

<場所>益子陶芸美術館2階展示室

飯塚琅玕斎(1890-1958)は唐物や技巧に偏った旧来の竹工にとどまらず、芸術としての竹工芸をめざしました。1933年に来日したドイツ人建築家のブルーノ・タウト(1880-1938)は日本文化について考察する中で竹工芸にも着目し、西の田辺竹雲斎に対し東の琅玕斎とした上で、「竹雲斎は『用』の目的に應じて形を作り、琅玕斎は逆の行きかたをする」と述べ、琅玕斎の行きかたを「モダン」と呼びました。現在ではモダンな竹工芸家の代表格と目される琅玕斎ですが、彼の後にもモダンな作風の竹工芸家が多数登場しています。本展ではそのモダンな作品について、横田峰斎(1899-1975)の作品を中心に紹介します。峰斎は第二次世界大戦前の1940年代前半、フランスの建築家でデザイナー、シャルロット・ペリアンの招きで渡独し、作品制作に協力しました。峰斎による手付きの水注形花生や蓋付きの茶籠は、ピッチャーやバスケットなどを想起させ、西欧の器物の風合いをまとっています。竹の幹をそのまま水注の首に用いたり、しなやかな曲線のみで構成したりと、竹ならではの特性を生かした多様な造形をお楽しみください。

-----------------------------

<問い合わせ

益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子( 栃木県芳賀郡益子町大字益子3021)
TEL:0285-72-7555 FAX:0285-72-7600
HP:http://www.mashiko-museum.jp/